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熱貫流率(U値)の正しい計算方法
各材料の熱伝導率を単純に合計してはダメ。各層の熱抵抗(厚さ÷熱伝導率)と、室内外の表面熱伝達抵抗をすべて【足し算(総和)】し、その合計値の【逆数(1/抵抗の総和)】をとることで求める。
壁体内部の温度勾配(グラフの傾き)
定常伝熱状態において、壁を構成する材料のうち熱伝導率が最も「小さい」材料(断熱材など)の層ほど、熱を強力にせき止めるため、温度変化のグラフの傾きは最も「急」になる。
定常伝熱と非定常伝熱(熱容量の影響)
定常:時間変化がない熱移動。非定常:時間と共に温度が変わる現実の熱移動。非定常では、壁の「熱容量(熱の蓄えやすさ)」が大きいほど、外気の変動が室内に伝わるまでの「時間遅れ(タイムラグ)」が長くなり、室温の変動幅は「小さく」なる。
外気風速が熱貫流率(U値)に与える影響
冬場などに外の風速が増すと室外側の表面熱伝達率は増大(抵抗は減少)するが、壁自体の断熱材による熱抵抗が十分に大きい場合、壁全体の熱貫流率(U値)への影響は「ごくわずか」にとどまる。
内部結露の厳密な予測・判定条件
壁体内部の「水蒸気圧(実際の湿気)」の分布線が、その位置の温度における限界値である「飽和水蒸気圧」の分布線を上回ろうとする(交差する)部位で発生する。
ヒートブリッジ(熱橋)の現象と対策
壁体を貫通する鉄骨やコンクリートなど、局部的に熱伝導率の大きい部分から熱が大量に逃げ、室内側表面が冷え込んで結露する現象。建物を外側から断熱材で丸ごと包む「外断熱」が対策として極めて有効。
室内表面の温度差比(温度係数 f_Rsi)の性質
この値が「1」に近いほど壁全体の断熱性能(熱抵抗)が高く、室内側の壁面表面温度が「室温」に極めて近い、結露リスクの低い安全な状態であることを意味する。
材料の透湿抵抗(水蒸気の通しにくさ)の計算式
材料の厚さ d を、その材料固有の湿気の通しやすさである透湿率 λ_v で除した値(d / λ_v)で求める。熱抵抗(L / λ)と全く同じ考え方の計算手順で