1/14
第二言語の音声教育における聴覚処理能力(鋭敏性と統合)の役割、およびシャドーイング訓練の効果に関する研究用語集。
Name | Mastery | Learn | Test | Matching | Spaced | Call with Kai |
|---|
No analytics yet
Send a link to your students to track their progress
一般的聴覚処理 (Domain-General Auditory Processing)
ピッチ、持続時間、スペクトルパターンなどの音響情報を、言語の枠組みを超えて処理する能力。聴覚的鋭敏性と聴覚・運動統合の2つの構成要素から成る。
聴覚的鋭敏性 (Auditory Acuity)
音の周波数や時間的特徴における非常に微妙な音響的詳細を聞き分ける能力。本研究ではフォルマント、ピッチ、持続時間の識別テストによって測定された。
聴覚・運動統合 (Audio-Motor Integration)
知覚した聴覚情報を、それを再現するための運動動作(発話など)に変換する能力。本研究では、メロディやリズムの再現タスクによって測定された。
聴覚精度仮説 (Auditory Precision Hypothesis)
聴覚処理能力が精密な個人ほど、インプットを効果的に活用でき、長期的には第二言語(L2)学習の成果が大きくなるという仮説。
理解しやすさ (Comprehensibility)
聞き手にとっての理解の容易さを指す指標。音韻の正確さ、流暢さ、韻律、語彙文法の適切さなど、複数の要因に基づいて評価される。
なまりの強さ (Accentedness)
音韻的な母語話者らしさ(nativelikeness)に関連する指標。聞き手の主観的判断に基づいて評価され、分節的な構成要素の精緻さが主な決定要因となる。
シャドーイング (Shadowing)
聞こえてくるモデル音声を、わずかな遅れを伴って、時には一時停止を交えながらリピートする学習活動。
トラッキング (Tracking)
スクリプトや字幕を追い読みしながら、テレビ、ラジオ、オーディオテープなどのモデル音声を聴き、同時にそれを再現する学習活動。
コーラル・リピティション (Choral Repetition)
モデル音声を合唱(コーラル)のように繰り返して練習する方法。トラッキングやシャドーイングの共通要素である。
縦断的研究 (Longitudinal Research)
同一の参加者から、同じ変数について、少なくとも2回以上の異なる時点(事前・事後テストなど)でデータを収集し、時間の経過による言語発達を分析する研究手法。
フォルマント識別 (Formant discrimination)
スペクトル的な鋭敏性を測定するタスク。本研究では合成音声の F2=1500−1700Hz の範囲で識別閾値が測定された。
ピッチ識別 (Pitch discrimination)
スペクトル的な鋭敏性を測定する項目の一つ。本研究では F0=330−360Hz の範囲で基本周波数の識別閾値が測定された。
持続時間識別 (Duration discrimination)
時間的な鋭敏性を測定するタスク。本研究では 250−500ms の範囲で音の長さの識別閾値が測定された。
明瞭性 (Intelligibility)
対話者が話し手の意図したメッセージを実際にどの程度理解できたかを示す概念。測定方法が多様であるため、本研究では分析対象から除外された。
English Fun Dubbing (EFD)
iPadで使用された人気の学習アプリ。動画とスクリプトが提示され、ユーザーは文ごとにモデル音声を聞き、自分の声を録音(アフレコ)して練習することができる。