1/23
Looks like no tags are added yet.
Name | Mastery | Learn | Test | Matching | Spaced | Call with Kai | Chat |
|---|
No analytics yet
Send a link to your students to track their progress

総合心理学部の教育についてどう理解していますか。
私は、人の心を理解するだけではなく、心理学の知識をデータや他分野の知識と結びつけ、実際の社会課題の解決につなげる学部だと理解しています。
私自身も、子どもへの暴力や援助要請という社会課題について、心理学だけでなくデータを用いて研究し、将来的には支援につなげたいと考えているため、この点に強く魅力を感じています。

なぜ立命館?
立命館大学を志望する理由は、心理学の専門知識だけでなく、人間の心や行動をデータによって科学的に捉え、それを社会課題の解決につなげられる環境があるからです。
特に総合心理学部にはヒューマンデータサイエンスの学びがあり、私が高校で始めた探究を、より科学的な研究へ発展させられると考えました。

他大学でもできますよね?
確かに、心理学や統計学を学べる大学は他にもあります。
しかし、私は心理学とデータサイエンスを別々ではなく、一緒に学びたいと考えています。
立命館大学の総合心理学部では、心理学を幅広く学びながら、ヒューマンデータサイエンスを通して、人の心や行動をデータで分析し、心理学的に理解する力を身につけられます。
そのため、自分の研究に最も合っていると考えました。

なぜ心理学?
私が知りたいのは、単に「暴力を受けた人が何人いるか」ではなく、なぜ暴力だと分かっていても許容するのか、なぜ相談した方がよいと分かっていても自分では相談できないのか、という人の判断や行動の背景だからです。
そのため、人間の心と行動を科学的に研究する心理学が必要だと考えています。

なぜデータサイエンス型?
自分自身の経験だけから「ベトナムではこうだ」と判断することには限界があると考えたからです。実際に高校で調査を行うと、私が予想していたことと異なる結果もありました。その経験から、社会課題について考える際には、経験だけではなく、データを集め、客観的に検証することが重要だと学びました。

心理学だけではだめですか?
心理学の理論だけでなく、その仮説が実際の人々にも当てはまるのかをデータで検証する必要があると考えています。
また将来、支援プログラムを実施する際にも、「良いと思う支援」を行うだけではなく、実施前後のデータを比較して、本当に効果があったのかを検証し改善したいです。

なぜその問題に関心を持った?
原点は、自分自身がベトナムで育つ中で家庭内の暴力を身近に経験したことです。ただ、私が研究したい理由は自分の経験だけではありません。日本に来て異なる価値観に触れたことで、「なぜ同じ行為でも受け止め方が異なるのだろう」と疑問を持つようになりました。
その個人的な疑問を、より多くの人に共通する問題として客観的に確かめたいと思ったことが、探究につながりました。

逆質問
私は将来、日本とベトナムの子どもたちを比べながら、育った環境や文化の違いが、暴力の認識や相談意向にどのような影響を与えるのか研究したいと考えています。
このような研究をするために、大学に入ってから特に意識して学んだり、経験したりした方がよいことはありますか。

研究を一文で
「暴力だと認識すること」と「暴力を許容しないこと」、そして「相談が必要だと思うこと」と「自分自身が相談すること」は本当に一致するのかを調べた研究です。
研究目的
第一に、暴力認識としつけとしての許容判断の間にずれがあるかを明らかにすることです。
第二に、他者への相談推奨と自分自身の相談意向にずれがあるかを検討することです。
また、日本人群とベトナム群を比較し、文化的背景による違いについても検討しました。

一番重要な結果は?
最も重要だと考えているのは、日本人群とベトナム群で暴力認識には有意差がなかった一方、しつけとしての許容判断には有意差があったことです。
つまり、単純に「暴力だと知らないから許容する」と説明するだけでは不十分で、暴力だと理解した上でも、親の愛情や教育的意図などによって許容判断が変わる可能性があると考えました。
文化の影響だと言えますか?
いいえ、今回の研究だけでは、文化が原因だとは言い切れません。
日本人とベトナム人の間に違いは見られましたが、その違いには、文化だけでなく、家庭環境や体罰の経験、年齢、性別なども関係している可能性があります。
そのため、今回の結果からは、文化が関係している可能性があると考えています。
大学では、他の要因についても調べ、さらに詳しく研究したいです。

ベトナム群の許容度が高いなら、文化が原因なのでは?
いいえ、文化が原因だとは言い切れません。
なぜなら、家庭環境や体罰の経験など、他の要因も関係している可能性があるからです。
今回の研究だけでは、原因までは分かりません。そのため、大学では他の要因についても調べたいです。

なぜ平均値?
回答の全体的な傾向を比較しやすくするためです。
しかし、平均値だけでは分からないこともあるため、回答の割合やクロス集計も使いました。

なぜクロス集計?
私が知りたかったのは、「暴力だ」と思っている人が、同時に「しつけなら許される」と考えているかどうかです。
そのため、二つの回答の関係を見るために、クロス集計を使いました。
p値とは?
p値とは、実際には差がないと仮定したときに、今回の結果と同じくらい、またはそれ以上の差が出る確率です。
p値が小さいほど、偶然だけでは説明しにくいと考えます。
ただし、p値が小さいからといって、差が大きいとは限りません。

有意差とは?
有意差とは、見られた差が偶然だけでは説明しにくいと判断されることです。
一般的には、p値が0.05より小さい場合、有意差があると判断します。
ただし、有意差があっても、その差が大きいとは限りません。

なぜt検定?
二つのグループの平均値に、統計的な差があるかを調べるためです。

なぜWelchのt検定?
日本人37名とベトナム人69名で、人数が違うからです。
また、二つのグループのばらつきが同じとは限らないため、Welchのt検定を使いました。

なぜ対応のあるt検定?
「相談した方がよい」と「自分なら相談する」という二つの質問に、同じ130名が答えているからです。
同じ人の二つの回答の平均値を比較するため、対応のあるt検定を使いました。

最大の研究限界
一番大きな限界は、調査に参加した人が、日本やベトナムの高校生全体を代表しているとは限らないことです。
また、家庭環境や体罰の経験など、文化以外の要因も十分に調べられていません。
そのため、今回の結果を日本人やベトナム人全体に当てはめることはできません。
ほかにも限界はありますか?
はい。今回の調査は架空の場面について質問したため、実際に同じ状況になったときに、同じ行動をするとは限りません。
また、回答者が社会的によいと思われる答えを選んだ可能性もあります。

それでもこの研究に意味がありますか?
はい、あると考えています。
今回の研究では、「暴力だ」と分かっていても、しつけとして許してしまう人がいることが分かりました。
また、「相談した方がよい」と思っていても、自分なら相談しない人がいることも分かりました。
このような認識と行動のずれを見つけられたことに、意味があると考えています。

仮説と違った結果が出たら?
それも大切な結果だと考えています。
なぜなら、研究の目的は自分の考えが正しいと証明することではなく、実際の傾向を明らかにすることだからです。
予想と違う結果が出た場合は、その理由を考えて、次の研究につなげたいです。